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呼吸器センター

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呼吸器センター

  • 外来担当表
ごあいさつ

創立60周年を迎えた平成25年4月、患者の皆様やかかりつけ医の先生方の目線から、呼吸器診療を見直し、診療体制を整備するために、“呼吸器センター”の組織強化が行われました。

当院は広島市の中心部にありながら、市街の喧騒から少し離れた静かな地域にありますので、呼吸器疾患の医療施設としては最適な環境が整っています。開設当初から、現在に至るまで、呼吸器診療は当院の中核をなしています。診療部のみならず、看護部をはじめ全ての診療支援部門が、専門病院としての誇りと自覚をもって、呼吸器診療に携わってまいりました。そのため、当院には高い水準の医療を提供する院内の体制はもちろん、在宅療養のための様々なサポート体制が整っています。急性期から慢性期まで、検診・診断から治療・緩和まで、ケアミックス体制を活用し、あらゆる呼吸器疾患に対して、心のこもったきめ細やかな医療提供を心掛けています。

呼吸器センターは呼吸器内科呼吸器外科を中心に構成されており、異なる診療科が協働して診療に携わっています。つまり、ひとりの患者さんの診断や治療に、複数の専門医が様々な視点で関わっています。

呼吸器疾患は慢性化、重篤化することが多く、患者さんの精神的、肉体的な負担はとても大きなものです。私たちの病院は、そんな患者さんの心が癒されるような場所でなくてはなりません。“わたしたちがめざすもの”は、“患者さんがのぞむもの”でありたいと思っています。それは、かかりつけ医の先生方がのぞむものであり、その声にしっかりと耳を傾け、応えていけるよう、センターはその役割を、柔軟に変化させていかなければならないと考えています。センターではさらなるチーム医療の充実を図り、職員一丸となって、患者さんから慕われ、請われる“呼吸器センター”になれるよう努めています。

センター長 池上 靖彦
副センター長 宮原 栄治

お知らせ
①気胸ホットライン

電話082-243-3932(月曜日から金曜日、8時30分から18時まで)

呼吸器センターでは専門性を活かし、呼吸器内科と呼吸器外科で密接な連携を図りながら、気胸の患者さんに最適な治療が提供できる体制で診療を行っています。患者さんの不安を1日でも早く取り除き、侵襲が小さくQOLに配慮した治療を行い、早期の社会復帰を目指しています。

②COPD教育入院

呼吸器センターでは、平成26年4月1日、肺の生活習慣病といわれるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者さんを対象とした“COPD教育入院”を開設しました。
開設準備の様子が中国新聞から取材されました。平成26年3月21日の中国新聞にその記事が掲載されています。

ご案内
あらゆる呼吸器疾患に対応します

呼吸器センターでは、あらゆる呼吸器疾患を対象としています。肺癌はもちろん、肺結核症や肺真菌症などの特殊な感染症、間質性肺炎や難治性の慢性閉塞性肺疾患(COPD)などに対して、専門的な診断と治療を行っています。また、治療に悩んでおられる患者さんのセカンドオピニオンをお受けしています。

安全で上質な医療を提供します

診療科のみならず、あらゆる診療支援部門では、呼吸器専門病院としての高い水準の診療体制を保っています。
これら診療支援部門も参加する“呼吸器センター会議”では、医療水準の向上、医療安全の担保、医業収益の検討のみならず、地域に選ばれる病院としての将来像をしっかりと見据えた医療基盤の整備を図っています。

急性期から慢性期まで “様々なご要望”にお応えします

呼吸器センターでは、迅速な診断と治療が必要な急性期医療から、長期間にわたる治療やサポートが必要な慢性期医療まで、幅広い患者さんのニーズにお応えしています。
呼吸器専門外来としては睡眠時無呼吸症候群(SAS)外来アスベスト(石綿)外来禁煙外来にくわえ、肺の生活習慣病といわれるCOPD患者さんに向けたCOPD教育入院を行っています。
慢性の呼吸器疾患を患われている患者さんには、呼吸不全(HOT)外来(在宅酸素療法を行っている患者さんが対象です)や呼吸・息いき教室を定期的に開催し、様々な職種のスタッフによって包括的な医療サービスを提供しています。

お気軽にご相談ください

当院は、地域の皆様とかかりつけ医の先生方に大きく開かれた外来診療システムをとっています。皆様の声に耳を傾け、患者さんやご家族の立場にたって、最良の医療を提供できるよう努めております。また、かかりつけ医の先生方と、密な連絡を取りながら協働して診療を行っています。

主な疾患と診療内容
  1. 肺癌(胸腔鏡手術:完全鏡視下肺葉切除術、化学療法、分子標的治療、肺癌CT検診など)
  2. 呼吸器感染症(各種の肺炎、結核症、非結核性抗酸菌症(MAC症)、肺真菌症など)
  3. 慢性呼吸器疾患(気管支喘息、肺気腫 (COPD)、間質性肺炎など)
  4. 在宅支援(在宅酸素療法(HOT)、在宅人工呼吸療法、緩和ケアなど)
  5. 専門外来(COPD教育入院、SAS(睡眠時無呼吸症候群)外来、禁煙外来、アスベスト外来など)
  6. その他(気胸、膿胸、縦隔腫瘍、胸膜中皮腫、胸水貯留など)
構成メンバー
呼吸器内科

倉岡 敏彦、山岡 直樹、池上 靖彦
西野 亮平、吉岡 宏治、水本 正、
佐野 由佳、矢野 潤

呼吸器外科

奥道 恒夫、宮原 栄治、川 由香里

  • 放射線科:福田 浩
  • 外科:木村 厚雄
  • 緩和:山岡 直樹

呼吸器内科

診療内容

呼吸器内科では、肺炎をはじめとする呼吸器感染症、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、肺癌、結核や肺非結核性抗酸菌症、各種間質性肺炎、自然気胸、各種胸膜炎、塵肺症、睡眠時無呼吸症候群など、呼吸器疾患全般にわたり幅広く診断治療を行っております。

診療科の特色

特に、呼吸不全の診療には積極的に取り組んでおり、非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)等を用いた急性期治療から、慢性呼吸不全に対する在宅酸素療法、在宅NPPV導入まで、当院では連続した医療の提供が可能です。呼吸サポートチーム、呼吸療法士、理学療法士、医療工学技士、訪問看護ステーション、医療ソーシャルワーカー、薬剤師、栄養師など多職種と連携をとり、入院時から一貫してチーム医療で携わり(包括的呼吸リハビリテーション)よりよい医療を提供できるよう心がけています。
また、近年注目されている慢性閉塞性肺疾患(COPD)について、COPD患者さんを対象とした、COPD教育入院プログラムを立ち上げました。病気を正しく理解していただくことと、肺の精査や呼吸リハビリ指導など、今後の自己管理に必要な知識を得ていただくことを目的とした、COPDに特化した短期間のプログラムです(COPD教育入院)。
そのほか、1年を1クールとして隔月に、呼吸・息いき教室を開催しております(呼吸・息いき教室)。

肺癌診療に対しては、蛍光気管支鏡による微細気管支病変の評価のほか、ガイドシース併用気管支腔内超音波断層法(EBUS-GS)を用いた気管支鏡検査システムを導入し、肺末梢部の肺癌の診断に際し、検査の確実性はもとより、効率性、患者さんへの負担軽減をめざしています。また、呼吸器外科との症例検討をかさね、最適な治療を提供できるよう努めています。全身化学療法に関しては、患者さんの負担も考え、早期より外来化学療法へ移行できるように配慮しております。

スタッフ紹介

 

≪副院長、内科部長、感染防止対策室長≫ 山岡 直樹
卒業年次 S58年
指導医・専門医・ 認定医 日本呼吸器学会専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医
日本内科学会認定医
認定産業医
日本結核病学会指導医
日本肺癌学会
広島大学医学部非常勤講師
専門分野 呼吸器内科
私の診療方針 主に呼吸器疾患の診療を行っています。特に肺癌や肺結核の診断・治療に精通しています。お気軽にご相談ください。

池上 靖彦
卒業年次 H7年
指導医・専門医・ 認定医 日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会
日本結核病学会
日本アレルギー学会
日本リハビリテーション医学会
専門分野 呼吸器内科、一般内科
私の診療方針 最新の知識をできるだけ分かりやすく説明することを心がけ、皆さんの不安を少しでも和らげることができるように気を配ります。

≪救急医長≫ 西野 亮平
卒業年次 H10年
指導医・専門医・ 認定医 日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器内視鏡学会専門医
日本呼吸器学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本老年医学会 老年病専門医
インフェクションコントロールドクター
専門分野 呼吸器内科、一般内科
私の診療方針 内科医として専門分野にとらわれず患者さん第一に対応いたします。

≪呼吸器内視鏡医長≫ 吉岡 宏治
卒業年次 H11年
指導医・専門医・ 認定医 日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医
日本呼吸器内視鏡学会専門医
日本がん治療認定医
日本肺癌学会会員
日本アレルギー学会会員
専門分野 呼吸器内科
私の診療方針 少しでも地域の患者さんのお役に立てればと思っております。よろしくお願いいたします。

水本 正
卒業年次 H18年
専門分野 呼吸器内科、一般内科
私の診療方針 呼吸器疾患を主に一般内科の診療を行っています。地域の皆さんのお役に立てるようにがんばります。

佐野 由佳
卒業年次 H25年
専門分野 呼吸器内科
私の診療方針 一人一人の患者さんに対し、丁寧な診療を心掛けます。
よろしくお願いいたします。

矢野 潤
卒業年次 H27年
指導医・専門医・ 認定医 日本内科学会
日本呼吸器学会
専門分野 呼吸器内科
私の診療方針 患者さんに寄り添う診療を心掛けて参ります。
よろしくお願いいたします。

≪名誉院長≫ 倉岡 敏彦
卒業年次 S46年
指導医・専門医・ 認定医 日本呼吸器学会(前)指導医
日本結核病学会功労会員
日本肺癌学会支部特別会員
日本内科学会 認定医
専門分野 呼吸器内科
私の診療方針 呼吸器疾患に幅広く対応し、最新の知識のもとに、患者さんに最も適切な治療をするのが臨床医の役割と考えています。
また呼吸器以外にも、内科医師として心療内科、老年内科など患者さんの立場に沿って総合的に診療いたします。

呼吸器外科

ごあいさつ

当院で最初の肺結核以外の呼吸器外科手術が施行されたのは、今からさかのぼること27年前、1986年でした。その後、800例を超える原発性肺癌をはじめ、結核を含む難治性感染症や気胸など多くの患者さんの手術に携わってまいりました。

平成25年4月より、呼吸器内科とともに呼吸器センターの中心となる診療科として、協働して呼吸器診療に携わっています。

呼吸器外科の手術は専門性が高く、どの医療施設でも施行できるわけではありません。日本呼吸器外科学会が認定した施設は、広島市内には当院を含め、7施設しかありません。(H26年4月現在)これらの施設では、呼吸器外科の業績や研修を修めた呼吸器外科専門医の指導のもと、安全で質の高い標準医療が行われています。なかでも、当院は厳しい基準(手術症例数や経験年数、評議員による指導体制など)を満たして、“基幹施設”に認定されています。

当科の特長は、①対象疾患が呼吸器全般にわたることと、②肺がんなどの悪性腫瘍の場合、診断から緩和まで、あらゆる病期の患者さんを受け入れていることです。すなわち、肺癌の手術に偏ることなく、急性期診療に偏ることもありません。一方で、呼吸器専門病院としての特性を活かし、結核や肺非結核性抗酸菌症などの特殊な感染症に伴う手術、COPD(肺気腫/慢性気管支炎)や間質性肺炎など、重症の呼吸器疾患を合併している手術なども、安全性の担保を条件に、患者さんやご家族の皆様の立場にたって、積極的に施行しています。

原発性肺癌全切除成績(765例)

当科が得意とする手術のご紹介
原発性肺癌(および胸膜悪性中皮腫)

“縮小(低侵襲)手術”(自覚症状が無い小さな肺癌など)から“拡大手術”(胸壁に浸潤する大きな肺癌や、悪性胸膜中皮腫に対する胸膜肺全摘など)まで、広島市内の関連医療機関と共同して最適な手術療法を行っています。当科の肺癌手術の特徴は、診断から手術、術後の経過観察までの“一貫した治療システム”です。手術の前後に抗癌剤治療が必要となったときも、呼吸器内科と協働して、呼吸器センター内で治療を行っています。不幸にも、再発や転移をおこされた場合も、療養型病床を併せ持つケアミックス体制を活用して、呼吸器センター内で全ての治療を完結するよう努めています。

当科では、患者さんの負担を軽減するために、早くから“胸腔鏡手術”を導入してまいりました。

胸腔鏡手術のイメージ

胸腔鏡手術は、カメラを胸腔内に挿入し、精細なモニターに映し出して行います。特に、2007年4月より、“胸腔鏡補助下肺葉切除術”(Hybrid VATS)を標準手術として導入しました。手術の創は5-8cm程度と大幅に縮小しましたので、術後の創痛や合併症は減りましたので、社会復帰への時間も大幅に短縮されました。

さらに、2011年11月からは、これを進化させた“完全鏡視下肺葉切除術”(complete VATS)を導入しました。この術式では、胸腔内をのぞきこむ操作がありませんので、創の大きさは摘出する腫瘍の大きさに依存することになります。手術の創も、概ね2-5cm程度とさらに縮小しました。

VATS手術創のイメージ

2013年10月には、最高の画質と解像度を誇るCMOS camera systemを採用した最新式の内視鏡手術機器(Striker社製)を新たに導入しました。
これによって、さらに精緻な手術操作が可能となりましたので、安全性が向上し、手術時間が短縮しました。さらに、肺癌の根治性や完全切除率の向上など、肺癌に対する手術療法としての本来の質がいっそう高まることが期待されます。

結核/非結核性抗酸菌症

当院は60年前の開設当初より、結核の専門病床を有しており、中国地方でも最も多くの結核診療を行ってきた病院のひとつです。
本邦では結核の罹患率は減少傾向ですが、非結核性抗酸菌症は、年々増加しています。近年、本疾患に対する手術療法のガイドラインが上梓され、急速進行型や、化学療法抵抗性を示すものの中には、積極的に手術療法を併用することが推奨されています。当科でも、厳しい手術適応基準を設けて手術を行っていますが、年々増加傾向にあり、これまでに、手術の安全性や病状進行の抑制効果など、一定の成果がえられています。今後も呼吸器内科との連携をはかりながら、患者さん一人一人に最適の治療を行っていきたいと考えています。

気胸

若い男性に多い自然気胸から、COPD(肺気腫)や感染症、間質性肺炎などに合併する続発性気胸まで、全ての気胸の患者さんを受け入れています。
気胸には、様々な治療法がありますが、胸腔鏡手術も有効な治療法の一つです。安全性が高いことはもちろんですが、術後の再発率も低く、早期に社会復帰が可能ですので、就学・就労世代の多くの患者さんが手術を受けておられます。
呼吸器センターでは、夜間・休日を問わず、気胸を発症された患者さんを受け入れています。手術を選択された患者さんは、概ね、入院後3日以内に手術が行われ、1週間以内に退院されています。

膿胸

結核はもちろん、肺膿瘍や胸膜炎に起因する膿胸に対し、以前から多数の手術を経験してまいりました。現在でも多くの呼吸器専門施設・専門医の先生方から、ご相談・ご紹介をいただいております。これら慢性化した重症の感染症は、治療も困難で、重篤化しやすく、入院・治療期間も長期にわたることがあります。
近年、急性期から亜急性期の膿胸や胸膜炎に対し、積極的な胸腔鏡補助下胸腔ドレナージを行っています。これによって、従来では、数か月の期間を必要とした入院期間も、大幅に短縮することができるようになりました。

スタッフ紹介

 

≪院長≫ 奥道 恒夫
卒業年次 S49年
指導医・専門医・ 認定医 日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医
日本外科学会指導医
日本外科学会専門医
肺がんCT検診学会認定医
日本がん治療認定医機構 暫定教育医
日本消化器外科学会認定医
公職 広島県国民健康保険診療報酬審査委員会委員
専門分野 呼吸器外科、一般外科
呼吸器が専門
私の診療方針 推奨される治療と患者さんの希望もとり入れた最善の治療を心がけております。
呼吸器外科疾患に関しましては、何でもご相談ください。

宮原 栄治
卒業年次 H元年
指導医・専門医・ 認定医 日本外科学会専門医・指導医
日本胸部外科学会認定医
呼吸器外科専門医合同委員会 呼吸器外科専門医
日本呼吸器学会専門医
肺がんCT検診認定医
日本消化器外科学会専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本臨床腫蕩学会 がん薬物療法専門医
日本乳癌学会認定医
日本内視鏡外科学会評議員
専門分野 呼吸器外科
私の診療方針 地域の皆様に、最新の体にやさしい呼吸器外科手術・肺癌治療をご提供できるよう努力します。

≪呼吸器外科医師≫ 川 由香里
卒業年次 H8年
指導医・専門医・ 認定医 日本外科学会専門医
日本がん治療認定医機構 認定医
マンモグラフィ検診精中医 マンモグラフィ読影認定医(B評価)
専門分野 呼吸器外科、甲状腺外科、一般外科
私の診療方針 患者さんに信頼される医療を実践していきたいと考えております。
ご紹介について

胸部レントゲンや胸部CTで発見された異常陰影に関するご相談、診断に難渋している患者さん、専門的な治療を希望される患者さん、重症の呼吸器疾患や社会的理由のため治療を躊躇されている患者さん、セカンドオピニオンなど、呼吸器外科に関することは、なんでもお気軽にご相談ください。

お問い合わせ先
地域医療連携室

● FAX:082-243-0855[24時間受付]

● TEL:082-241-2167(内線:588)

※ただし、業務時間外の受信文書については、翌日の対応となります。